口唇ヘルペスで膿が出たらどうしたら良い?本記事ではこの疑問にお答えします!膿が出た時の、臭い匂いや出し方、拭き取り方、感染力の注意事項、再発防止の習慣とは?また水ぶくれは自分で潰してはいけないのか、潰してしまった時の対処方法までお伝えをしていますので、最後までお読みください。
口唇ヘルペスの膿の正体とは?臭い匂いや感染力
口唇ヘルペスの膿の正体
口唇ヘルペスの膿の正体は「単純ヘルペスウイルスの感染によって破壊された細胞や、白血球の死骸、ウイルスそのもの」です。
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスの感染によって引き起こされる皮膚病です。ウイルスが体内に侵入すると、皮膚の奥深くに潜伏します。再発の際には、ウイルスが再び活性化し、水疱や赤み、かゆみなどの症状を引き起こします。
水疱が破れると、内部の膿が外に流れ出てきます。膿の中には、破壊された細胞や、白血球の死骸、ウイルスそのものが含まれています。
膿が出るということは、ウイルスが体内で活性化していることを意味します。そのため、膿が出る場合は、口唇ヘルペスの治療を早めに対処しましょう。
口唇ヘルペスの膿はいつまで続く?
膿がなくなるまでの期間は、個人差がありますが、一般的には1週間から10日程度です。水ぶくれが破れた後、膿は自然に排出され、その後かさぶたになって治ります。
膿が出る原因は、水ぶくれを破ったことによる細菌感染です。水ぶくれを破らないように注意することで、膿の発生を防ぐことができます。また、抗ウイルス薬を早めに服用することで、水ぶくれの発生を抑え、膿の発生を予防することができます。
口唇ヘルペスの症状が現れたら、水ぶくれを破らないように注意し、抗ウイルス薬を早めに服用するようにしましょう。
口唇ヘルペスの膿から臭いにおいがする?
口唇ヘルペスは通常の場合、唇やその周囲に水疱が現れます。水疱が破れると、膿が溜まって臭いを発することがあります。口唇ヘルペスの臭いの原因は、以下のようなものが考えられます。なお、口唇ヘルペスの膿の臭いは、必ずしも感染の進行を示すものではありません。軽症の口唇ヘルペスでも、膿の臭いがすることがあります。
膿の成分
口唇ヘルペスの膿は、ウイルスの死骸や細菌、白血球などによって構成されています。これらの成分が腐敗することで、臭いが発生します。
水疱の破れ
水疱が破れると、空気に触れて酸化することで臭いが発生します。
細菌の感染
水疱が破れた場合、細菌が感染することで臭いが発生することがあります。
口唇ヘルペスの膿の時期!感染力はいつまで?どのくらい強いの?
口唇ヘルペスの強い感染力は「水ぶくれが破れて膿が治るまで」です。水ぶくれが破れると、ウイルスが外に出てしまい、他人に感染する可能性があります。
膿が出てくる時期は、水ぶくれが破れてから約2~3日後です。膿が出てくると、水ぶくれはかさぶたになっていきます。かさぶたができると、感染力は落ち着いてきますが、それでも感染リスクは0ではありません。
口唇ヘルペスは、一度感染すると体内にウイルスが潜伏し、免疫力が低下したときに再発することがあります。再発した場合も、水ぶくれが破れるまでは感染力がグッと高まりますので注意が必要です。
口唇ヘルペスの膿(水ぶくれ)がやぶれた時は?
口唇ヘルペスの水脹れが潰れた(やぶれた)場合はどうしたら良い?
水ぶくれが潰れや(やぶれた)場合は、適切な対処が必要です。
・患部を清潔に保つ
・抗菌薬を塗る
・無理をせず、安静にする
患部を清潔に保つ
患部を清潔に保つことで、細菌の感染を防ぐことができます。患部をぬるま湯で洗い、清潔なガーゼで拭き取りましょう。
抗菌薬を塗る
抗菌薬を塗ることで、細菌の感染を抑えることができます。市販の抗菌薬の軟膏やクリームを塗りましょう。
安静に過ごす(人気を避ける)
無理をすると、炎症が悪化する可能性があります。十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないようにしましょう。またこの時期は感染力も強くなるため、人気を避けることが無難です。
水ぶくれが潰れて、痛みや腫れがひどい場合は、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。口唇ヘルペスは再発するものです。日常から、ガーゼや塗り薬を常備しておけると安心です。
口唇ヘルペスの水ぶくれが破れたら、感染する可能性は?
口唇ヘルペスの水ぶくれが破れると、ウイルスが大量に含まれているため、周囲の人への感染につながる可能性があります。水ぶくれが破れた部位に触れた場合は、よく手を洗い、清潔を保つようにしましょう。
口唇ヘルペスは、直接的な接触のほかに、ウイルスがついたタオルや食器などを介しても感染します。そのため家族間で感染が発生するリスクがあるため、注意しましょう。
膿が固まることもある?どうしたら良い?
口唇ヘルペスの発症時に、水ぶくれが破れて膿が固まることがあります。これは、水ぶくれの中に溜まったウイルスや炎症物質が固まったものと考えられています。膿が固まると、かさぶたが形成され、徐々に治癒に向かいます。
膿が固まるには、通常2〜3日程度かかります。この間は、膿を潰さないように注意し、清潔を保つことが大切です。
膿が固まってかさぶたになると、かさぶたが自然に剥がれて治癒します。かさぶたが剥がれるまで、感染を防ぐためにマスクなどで傷口を保護することが大切です。
なお、膿が固まらない場合は、ウイルスが活発に増殖している可能性もあります。このような場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
口唇ヘルペス(水ぶくれ)を潰すとどうなる?早く治るの?
口唇ヘルペスを自分で潰すことはNGですので、避けましょう。自然につぶれる状態を待つことが大事です。故意につぶしてしまった場合は、以下のリスクが高まります。
ウイルスを他の部位に感染させる
水ぶくれの中には、口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスが大量に存在しています。水ぶくれを潰すと、ウイルスが周囲に広がり、他の部位に感染する可能性があります。特に、目の周りや鼻の周りなどの粘膜に感染すると、他の症状を引き起こすこともあるため注意が必要です。
細菌感染を起こす
水ぶくれを潰すと、傷口から雑菌が侵入し、細菌感染を起こす可能性があります。細菌感染を起こすと、水ぶくれが大きく腫れたり、化膿したりする可能性があります。
治りが遅れる
水ぶくれを潰すと、患部が乾燥しにくくなり、治りが遅れる可能性があります。また、水ぶくれが潰れたことで、新たな水ぶくれが出てくることもあります。
口唇ヘルペスの水ぶくれは、潰さないように注意が必要です。水ぶくれが気になる場合は、抗ウイルス薬を塗布したり、市販の口唇ヘルペス治療薬を使用したりして、症状を抑えましょう。
口唇ヘルペスの膿の取り方(対処法)とは?
口唇ヘルペス(膿)が治りかけのサインは?
口唇ヘルペスが治りかけの状態は、水ぶくれが破れて膿が出てきている状態です。この状態は、ウイルスの増殖が抑えられて、水ぶくれが破れて膿が出てくることで、ウイルスが排出され、症状が治まりつつあることを示しています。
膿が出た後、水ぶくれの周囲の皮膚がかさぶたになって、治りかけの状態になります。かさぶたがはがれたら、「症状が治った」ことになります。口唇ヘルペスの症状は、通常1~2週間で治もmのが通常です。
しかし、膿が出ている場合は、さらに1週間程度かかるケースもあります。膿が出た場合は正しい対処をしましょう。
口唇ヘルペスの膿の出し方は?拭き取る方法は?
前提として、自分では潰さず、いじらないことが大事です。その上で、適切に膿を出す方法として、消毒した綿棒で患部を優しく拭き取ってから、消毒液を塗りましょう。
膿を押し出すときは、患部を強く押さないように注意しましょう。患部を強く押すと、ウイルスが周囲に広がる可能性があります。膿を出した後は、患部に抗菌薬を塗って、細菌感染を予防しましょう。
・清潔なガーゼやティッシュペーパーを用意します
・患部にガーゼやティッシュペーパーを当て、膿を拭き取ります
・拭き取ったガーゼやティッシュペーパーは、すぐに捨ててください
・患部を強くこすらないように注意しましょう
・膿を拭き取った後は、患部を清潔に保つようにしてください
・膿が飛び散らないように、マスクやガーゼなどで口を覆いましょう
膿を拭き取ることで、患部が清潔になり、細菌感染のリスクを減らすことができます。また、膿が飛び散るのを防ぐことで、他人への感染を防ぐことにも繋がるので、適切に対処しましょう。
口唇ヘルペスになった時は?病院や注意点
口唇ヘルペスになったら病院に行くべき?
口唇ヘルペス症状が出た場合、膿がひどい場合は専門医の診察を受けましょう。水ぶくれが破れると、そこから膿が出ることがあります。膿が出るということは、水ぶくれの中のウイルスが体外に放出され、周囲に感染する可能性があるということです。
また、膿が出るということは、水ぶくれの炎症が悪化している可能性もあります。炎症が悪化すると、痛みや腫れが強くなるだけでなく、治りが遅くなることもあります。そのため、口唇ヘルペスの症状が膿を持っている場合は、早めに病院で診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。
ヘルペスに感染したら洗濯物は分けるべき?
「ヘルペス感染」は症状が出ていない場合、隔離や洗濯物を分ける必要はありません。患部に直接触れなければ、授乳も問題なく行えます。
ただし「膿が出ている」期間は、洗濯物等も分けることが懸命です。ヘルペスウイルスは、水疱やかさぶたの汁に含まれており、直接接触したり、水疱やかさぶたの付着したタオルや下着などを介して感染することがあります。
・症状が出ている間は、患部に触れたタオルや下着は、他の洗濯物と分け、単独で洗濯しましょう
・洗濯機で洗う場合は、漂白剤を使用して、ヘルペスウイルスを殺菌しましょう
・手洗いの場合は、患部に触れた部分は、石鹸と流水でよく洗いましょう
・洗濯物は、日光に当てて乾燥させましょう
ヘルペス感染症の洗濯物は、適切な方法で洗うことで、感染のリスクを減らすことができます。
口唇ヘルペスはどこに移るの?
口唇ヘルペスの感染経路は、主に「接触感染」と「飛沫感染」です。接触感染は、症状が出ている人の水ぶくれやびらんなどの病変部や唾液などに触れることで感染します。キスやおしゃぶり、食器やタオルの共用などが原因で感染することがあります。
飛沫感染は、症状が出ている人がくしゃみや咳をした際に、飛沫に含まれたウイルスが口や鼻の粘膜から感染する方法です。
口唇ヘルペスは、一度感染すると体内に潜伏し、再発を繰り返すことがあります。再発する原因は、疲労やストレス、風邪などによる免疫力の低下が影響すると考えられています。
口唇ヘルペスの膿が出たら?関連する質問まとめ(Q&A)
ヘルペスウイルスは誰でも持っているの?感染率は?
日本人のヘルペスウイルス感染率は、単純ヘルペスウイルス1型が60%程度、単純ヘルペスウイルス2型が10%程度と推定されています。水痘・帯状疱疹ウイルスは、成人の90%程度が保有しているとされています。
ヘルペスウイルスの感染は、症状があるときだけでなく、症状がないときでも起こる可能性があります。そのため、ヘルペスに感染しているかどうかは、血液検査などで調べる必要があります。
ヘルペスウイルスに感染すると、再発する可能性があります。再発を予防するためには、十分な睡眠と栄養をとり、ストレスをためないようにしましょう。
ヘルペスウイルスを持っているかどうかを確認する方法は?
ヘルペスウイルスの確認方法は、主に以下の2つです。
ヘルペスウイルス検査方法1:抗原検査
抗原検査は、検出したいウイルス(性器ヘルペスの場合は単純ヘルペスウイルス)の存在を調べる検査です。血液検査や、患部から出る浸出液を綿棒などでぬぐって調べる方法などがあります。
抗原検査は、症状が出ているときに行うのが一般的です。症状が出ていないときには、ウイルスが潜伏しているため、検出できない可能性があります。
ヘルペスウイルス検査方法2:抗体検査
抗体検査は、体内にヘルペスウイルスに対する抗体が存在するかどうかを調べる検査です。血液検査で行うのが一般的です。
抗体検査は、症状が出ているときも出ていないときも行うことができます。症状が出ていないときに行うと、過去にヘルペスウイルスに感染したことがあるかどうかを調べることができます。
ヘルペスウイルスの確定診断は、抗原検査と抗体検査の両方を組み合わせて行うのが一般的です。
口唇ヘルペスは乾燥させた方がいいの?
口唇ヘルペスは「燥させるように努める方が良い」です。口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスは、湿った環境で繁殖しやすいためです。
水ぶくれが破れると、水分とともにウイルスが漏れ出し、細菌に感染しやすくなります。また、水ぶくれが破れたままだと、かゆみや痛みを引き起こすこともあります。
幹部を乾燥させるには、まずは冷やすこと。患部の炎症を抑え、乾燥を促すことができます。冷風をあてる場合は、患部に直接当てないように注意しましょう。乾燥剤は、市販の風邪薬や鼻炎薬に付属している場合があります。抗ウイルス薬は、医師から処方してもらえます。
口唇ヘルペスは、自然治癒する病気ですが、乾燥させることで、症状の悪化を防ぎ、早い回復につながります。
口唇ヘルペスが治らない…1ヶ月経っても変化がない時は?
口唇ヘルペスは、再発を繰り返すことが多い病気ですが、1ヶ月以上治らない場合は、以下のような原因が考えられます。
・抗ウイルス薬の使用が不十分
・そもそも、身体の免疫力が低下している
・他の病気が潜んでいる可能性
抗ウイルス薬は、口唇ヘルペスの症状を抑え、治癒を早める効果があります。しかし、適切なタイミングで使用しないと、効果が十分に発揮されないことがあります。また、再発を繰り返していると、ウイルスに対する抵抗力が弱まり、抗ウイルス薬の効果が薄れることもあります。
免疫力が低下すると、口唇ヘルペスの再発しやすくなります。風邪や発熱、過労、ストレス、日焼けなど、体力を消耗するようなことが原因で免疫力が低下している可能性があります。
そして口唇ヘルペスの症状が1ヶ月以上治らない場合は、他の病気が潜んでいる可能性もあります。口唇ヘルペスの症状と似ている病気には、帯状疱疹や水疱瘡などがあります。
1ヶ月以上口唇ヘルペスが治らない場合は、皮膚科を受診して原因を調べてもらい、適切な治療を早めに受けましょう。
口唇ヘルペスの薬がないときはどうしたら良い?
薬がない!とう時は、以下のことに注意して過ごしましょう。
患部を清潔に保つ
患部を清潔に保つことで、ウイルスの増殖を抑えることができます。石鹸でよく洗い、清潔なガーゼやタオルで拭き取ってください。
冷やす
患部を冷やすことで、痛みや炎症を和らげることができます。保冷剤や氷水で冷やしましょう。
保湿する
患部を保湿することで、乾燥によるかゆみや痛みを防ぐことができます。ワセリンやアロエベラなどの保湿剤を塗りましょう。
再発防止(規則正しい生活習慣を)
口唇ヘルペスは、免疫力が低下すると再発しやすくなります。十分な睡眠と栄養をとり、ストレスを溜めないようにしましょう。また、紫外線対策も大切です。
口唇ヘルペスを早く治したい場合は、抗ウイルス薬の内服薬服用が最も効果的です。薬はストックして、ヘルペスの症状が出たらできるだけ早い段階で飲み始めましょう。
記事のまとめ:口唇ヘルペスの膿が出たら?について
この記事ではヘルペスウイルスの「膿症状」について、お伝えをしました。ヘルペスは、ストレスや疲れによって体の免疫力が下がっている時に感染、発症しやすい特徴があります。膿症状が現れているときは大量のウイルスを排出するため、特に周りへの感染には注意して過ごしましょう!